良いPRMは7つの試験に通ります。双方向の病院情報システム連携、自院の管理下にある患者データ、自院のブランドと患者との関係、複数のチャネル、AIに対する明確な制限、スタッフの作業量の削減、そして自院の数値で測れる成果です。最初の2つに落ちるシステムであれば、残りはほとんど意味を持ちません。以下は、どのベンダーに対しても使えるチェックリストです。
7つの基準

1. 双方向の病院情報システム連携
病院情報システムが正となる記録であり続けます。良いPRMはそこからリアルタイムで読み書きし、患者情報の別コピーを持たず、病院情報システムの停止時にも予約を失わず、データ移行を必要としません。

2. データの保管場所と所有権
健康データはGDPRの特別な区分(第9条)に当たるため、どこに置くかは製品の一部です。良いPRMは、データがどこに保管され、どの副処理者が触れるのかを明示し、クリニック自身のサーバーや自ら選んだクラウドで動かすことができ、いつでも完全なエクスポートを許し、契約終了時にはデータを返却または削除します。現地の規則が国内保管を求める場合には、そこに展開できます。
3. 患者との関係の所有
アプリにも、すべてのメッセージにも、クリニックの名前が載ります。価格はライセンスであり、予約のたびに増える手数料ではありません。そして患者が競合するクリニックに表示されることはありません。
4. 複数のチャネル
患者ポータルに関する研究は一貫して、高齢者、収入や学歴が低い層、その国の言語に不慣れな患者において利用率が低いことを示しています。アプリだけでは、こうした方々が取り残されます。良いPRMはアプリ、メッセンジャー、SMS、メールを組み合わせ、電話と受付も機能させ続けます。
5. AIに対する明確な制限
AIは受診前に情報を集めて整理するだけで、診断や治療を提案することはありません。すべての事例を臨床医が確認して承認し、各ステップは監査証跡に記録されます。
6. スタッフの作業量の削減
技術者でない担当者が、手作業でリストを作ることなく対象者を絞り、施策を開始できます。そして患者が予約した時点で、メッセージは自動的に止まります。PRMは業務を置き換えるものであり、維持すべき2つ目のシステムを増やすものではありません。
7. 測定可能な成果
実施された受診、対応された電話、到達した患者数を、それぞれの帰属方法を明確にしたうえで報告します。期待値は現実的に保ちます。2016年のメタアナリシスでは、電子的なリマインダーが無断キャンセルをおよそ4分の1減らすことが示されました(21パーセントに対して15パーセント)。また2014年のメタアナリシスでは、医師と患者の関係が治療成績に与える影響はわずかであることが示されています。意味はありますが、控えめな効果です。
注意すべき兆候
- データがどこに保管されるのかについて、明確な回答がない
- データのエクスポートが申請時のみ、あるいはまったくできない
- 規模が大きくなるほど増えていく、予約ごとの手数料
- 臨床医の承認なしに、AIが診断やトリアージを行うと説明されている
- アプリのみで、患者に届く他の手段がない
- 方法の説明がないまま成果が主張されている、あるいは話を聞ける導入先が示されない
- 同意の管理や頻度の制限がないメッセージ配信
施設の規模ごとに優先すべきこと

- 単独のクリニック: 容易な導入、スタッフの負担の少なさ、そして実際に機能する病院情報システム連携。長期にわたる導入プロジェクトは避けてください。
- 複数拠点を持つ民間グループ: 中央のバックオフィス、拠点ごとのスケジュール、役割に基づくアクセス権、そして一貫したブランド。
- 病院: 深い病院情報システム連携、セキュリティに関する文書、自院インフラへの展開、そしてコールセンターでの対応。
病院情報システムとの連携、データの保管場所と所有権、そしてチャネルの網羅性を確認してください。ほかは後からでも直せますが、この3つは直せません。
Holtyの位置づけ
Holtyは、クリニックの病院情報システムの上に双方向同期で載るPRMの層です。自院ブランドの患者アプリとメッセンジャーのボット、テレメディシン、医師が判断するあいだに情報を収集して構造化するAI Intake、実際の受診履歴から対象者を組み立てるRetention Engine、そして患者からの電話に対応するCall Intelligenceを提供します。クリニック自身のサーバー、またはマネージドのEUクラウドで動作し、ライセンス提供で手数料は0%です。患者との関係を自院で持ちたいクリニックのために作られています。マーケットプレイスではなく、名簿から新規患者を供給することもありません。
最良のPRMとは、スタッフが使い続けられ、患者が実際に手を伸ばせるものです。
このチェックリストでHoltyをお試しください
15分のデモをご予約ください。貴院の環境で7つの基準すべてを確認します。
よくあるご質問
民間クリニックにはどのPRMが最適ですか。
貴院の病院情報システムと業務の流れの上で、上記の基準を満たすものです。機能の多さだけで選ぶのではなく、同じチェックリストで2つか3つのシステムを試してください。
PRMは病院情報システムを置き換えるべきですか。
いいえ。良いPRMは病院情報システムの上に載り、双方向で同期します。病院情報システムの置き換えは、それとは別の、はるかに大きなプロジェクトです。
患者アプリだけで十分ですか。
多くの場合、十分ではありません。アプリを入れない患者もいるため、メッセンジャー、SMS、メールを加え、電話の経路も開けておいてください。
PRMのベンダーを公平に比較するには。
どのベンダーにも同じチェックリストと同じデモ課題を使ってください。貴院の病院情報システムとのあいだで予約が双方向に流れること、そして貴院の患者数に基づく総額の見積もりです。
出典
- Kelley JM, et al. PLOS ONE, 2014. doi:10.1371/journal.pone.0094207
- Robotham D, et al. Using digital notifications to improve attendance in clinic. BMJ Open, 2016.
- 高齢者の患者ポータル利用に関するメタアナリシス、PubMed Central (PMC13308762)。
